株式会社マルコシ
広島の会社では東京で修業を積み、どれだけの実力をつけたのか社員一同が興味津々で、私は年間6000万の営業ノルマを与えられました。幸いなことに、このノルマは何とかクリアーすることができました。住宅の構造に関してはすべての内容を把握していたので、妙に説得力があったのかもしれません。
そして数年後に広島中央支店の支店長という肩書を拝命し、市内全域をカバーする担当となりました。その頃に衝撃的な出会い、ご縁を頂きました。当時はまだバリバリの社長をされていた(株)イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏です。
氏の掃除哲学に感銘を受け、私も取り組んでみようと考え、支店前の歩道や中央分離帯、地下道や縁石回りを毎朝掃き掃除しようと決めました。始業前の早朝の為、社員に強制・強要はできません。社員には自分でやると宣言だけをしてスタートしましたが、わがままな私には結構なストレスでした。私がやるのに何故みんなは手伝わないの?善い行いなのに…、こんなことばかり考えて掃き掃除を続けました。一人掃除もあっという間に一年半が経過した頃、たまたま早く出社した社員が何の気まぐれかお手伝いをしてくれました。更に半年後には全員で掃除活動へ…。何もなしでは申し訳ないので、毎月の手当は出すようにしましたが…。
鍵山氏の掃除哲学の基本はトイレ磨きです。人の嫌がる便器を素手・素足でピカピカに磨き上げてこそ学びがあるとの教えです。
やがて本社に異動となり、そこでも清掃活動はエスカレートしていきます。
毎週土曜日は早朝4:45からJR6駅のトイレを始発が来るまで有志の皆さんと磨き上げます。10年経過後には、場所を町内の公園に移し磨き上げます。更に毎週水曜日には児童の登校時間に合わせ町内7つの小学校の通学路を丁寧にあいさつしながら掃除します。
毎年文化の日には、ショットガン方式で120~150規模で町内の公園から弊社まで「夢拾いウォーク」と称してゴミ拾いを続けています。通常の仕事以外にお世話になっている町内にご恩返しがしたいとの思いからです。
その間に日本で初めての行事を開催することができました。卒業記念トイレ磨き大会と称して、卒業生全員で6年間・あるいは3年間お世話になったトイレをピカピカにして卒業しようとのイベントでした。このイベントは新型コロナ問題が発生するまではずっと継続していました。
平成31年1月25日の中央教育審議会の答申にでは、このようなイベントには否定的な見解が出されました。
先生たちは負担が多く、働き方改革に逆行しているので、今後は余分なことはせずに負担を減らしましょうというものです。
理解できないことはありませんが、勉強だけ、授業だけ、カリキュラムだけこなすことが学校の役割なのか疑問は残ります。
そして更に衝撃を受けたのが、「志ネットワーク青年塾」です。塾長は、元松下政経塾副塾長の上甲晃氏です。政治には大した関心もありませんでしたが親の勧めで小論文を書き、運悪く?一期生として全国40名の枠に入ることができました。
一期生=先輩塾生はいません、したがって講師は全員が松下政経塾の卒業生でした。
もっとも良くしてくれたメンバーは、元総理大臣で現衆議院議員の野田佳彦氏・元横浜市長現参議院議員の中田ひろし氏・元杉並区長 現参議院経産委員長山田ひろし氏、他にも良くしていただいたOBも大勢いらっしゃいますが、きりがありませんので…。
当時は西クラスのリーダーとして、その後は西クラス(中四国九州)の塾頭を拝命し、西日本を飛び回っていました。選挙応援には熊本から千葉まで回らせていただきましたが。
河合夫妻による大汚職事件
2019年に広島では大きな事件が勃発しました。多くの地方議員が河合議員より選挙支援の為、賄賂を受け取りました。私の知人たちもその中のメンバーです。
色々と断れない事情もあったのかもしれませんが、ダメなものは駄目です。私が怒ったのは、近隣市議会議長です。そして誰よりも早く一番に議長職を辞して議員も辞職すべきだと進言しました。間もなく市議選もあり、もしも過去の実績含め有権者に許してもらえれば必ず再選できると…。結果はその通りになり堂々と復帰できました。
しかしながら、安佐北区ではどうでしょうか?4名の自民現職のうち3名が金銭の授受を認め公認を外されています。それでもまだ立候補を画策しています。今年で90歳をお迎えになる現職もおられます。何かの間違いで違法献金を認められた方たちが当選できたとして、現在も係争中です。有罪が確定すれば直ちに失職、公民権停止5年間が確定します。
その後は、昨年の辞職からの補欠選挙と同様に、再び無駄な税金を投入せざるを得ません。本当に地域のために汗を流して働ける、そんな人はいないのかと声を掛けましたが、やはり選挙は一発勝負の大博打です。みんな自分の商売や守るべきものもあるでしょう。
それなら自分が立つしかないと遅まきながら考え、特に組織もありませんが市政への挑戦を決意するに至りました。
私達には地域密着型の考え方に賛同し、お仕事をさせて頂いているOB施主様が13000軒おられます。皆さんのご支援を賜りながらこの市政改革を進めたいと考えています。